東京慈恵会医科大学泌尿器講座の佐々木裕(ささき ひろし)と申します。平成27年11月より上野原梶谷整形外科で腎・泌尿器科外来を担当させていただいております。普段は、東京慈恵会医科大学附属病院(本院)で外来、手術などを行なっております。腎・泌尿器科疾患は、年齢の上昇とともにさまざまな症状が出て参ります。なかなか受診しづらい場合もあるかもしれませんが、当院ではプライバシーに出来るだけ配慮した診療を心がけております。お困りのことがあれば、相談だけでも可能です。また、大学病院への受診希望やセカンドオピニオン、他科の疾患の相談なども行っております。ぜひ、お気軽にお越しください。上野原の皆さまが、少しでもQOLの高い生活が送れるように努力しております。
令和3年10月16日
佐々木 裕
平成11年 | 東京慈恵会医科大学 卒業 |
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平成11年 | 虎の門病院 研修 |
平成14年 | 東京慈恵会医科大学 泌尿器科 |
平成15年 | 東海大学附属病院 泌尿器科 腹腔鏡トレーニングコース |
平成17年 | 東京慈恵会医科大学 泌尿器科 |
平成22年 | トロント大学 泌尿器科 留学(カナダ・トロント) |
平成24年 | 東京慈恵会医科大学附属病院(本院)泌尿器科 |
平成29年 | 東京慈恵会医科大学 泌尿器科 講師 |
日本泌尿器科学会専門医・指導医
泌尿器科内視鏡学会 評議員・腹腔鏡手術認定医
日本癌学会 癌治療認定医
日本旅行医学会 認定医
日本医師会認定産業医
他
専門:泌尿器癌、前立腺癌(手術・放射線治療)、ロボット支援手術・腹腔鏡手術、排尿障害、尿路再生医学
・これまでに約2000例以上の泌尿器腹腔鏡手術およびロボット支援手術を行ない、日本各地(東京・埼玉・神奈川・熊本・沖縄など)の病院で泌尿器腹腔鏡手術指導を行ってきました。
・前立腺肥大症や過活動膀胱などの排尿障害(排尿困難、頻尿、尿意切迫感、尿失禁など)
・尿路性器悪性腫瘍 (腎癌、腎孟尿管癌、膀胱癌、前立腺癌、精巣腫瘍、陰茎癌)
・尿路結石症
・男性更年期障害とED(勃起不全)
・夜尿症(おねしょ)
・小児包茎
・小学校検診での尿潜血陽性
・腎機能異常(慢性腎臓病など)
・高血圧・痛風・高尿酸血症
・前立腺癌検診(PSA検診)
・尿路感染症(急性膀胱炎・腎盂腎炎)、性感染症(クラミジア、HIVなど)
・皮膚科疾患(急性湿疹、みずむし、乾燥性皮膚炎、蕁麻疹、その他)
・セカンドオピニオン外来
・慈恵医大への各科受診のご相談
・多施設へのご紹介
・その他
・レントゲン検査
・エコー検査
・採血・採尿検査
・尿流量測定検査 尿の勢いや排尿状態を評価する機器
Totoの最新機器を導入しております
・残尿測定検査
尿の残りがないか見る検査です。下腹部に機械をあてるのみで簡単に評価できます
・診察室は、当院内で奥の少し離れた場所となります。外からも聞こえづらい対応をしております。ご安心して受診してください。
・ED薬の処方は、診察室内で行なわれます。よって会計時、待合室でお渡しすることないのでご安心ください。
Q)尿の回数が多い、夜起きる回数が多いです?
A)頻尿、尿切迫感などの症状を過活動膀胱(かかつどうぼうこう)と言います。神経疾患(脳、神経の病気)、ストレス、前立腺肥大症など様々な原因があります。残尿量、エコー検査などで異常がないか評価します。現在、様々な過活動膀胱の薬があります。当院でも多くを採用しています。ぜひ、ご相談ください。
Q)見た目に赤い血尿があります?
A)血尿の原因として多いのは、尿路結石、尿路感染症などです。しかし、一部の膀胱がんなどの悪性腫瘍があります。肉眼的血尿を一度でも認めた場合は、ねんのため精密検査を行うことが必要と考えます。特に50歳以上、喫煙者は膀胱がんの可能性がたかくなるので注意が必要です。
Q)こどものおねしょ(夜尿症)が心配です?
A)こどものおねしょを夜尿症(やにょうしょう)といいます。一般的には5~6歳(小学校入学前後)以後の夜尿を夜尿症といいます。小学性になっても夜尿が続く場合は、積極的な生活指導や、お薬による治療など、適切な対策をとったほうがよい場合があります。低学年で約10%、高学年で約5%のお子さんに夜尿症があると言われております。原因も様々で、抗利尿ホルモンの夜間分泌不足、膀胱容量が小さい、睡眠の影響、ストレス、膀胱・腎臓などの異常など様々です。しかし、多くは自然に改善していく場合も多いです。当院でもお子様、お母様、お父様と一緒に生活指導、薬物治療などの治療を進めてまいります。お子様に不安がない専門外来を目指します。午後の外来を受診してください。
Q)6歳のこどもの包茎が心配です?
A)包茎には2種類あります。亀頭部が全くでない真性包茎と包皮を一部でもむくことができて亀頭部が見える仮性包茎があります。こどもの包茎の手術は、様々ん議論がありますが多くは保存的に対応することで改善が期待できます。無理に包皮をむこうとすると小学生以降ではいやがって今後やらなくなってしまうことも多いです。本人によく指導、理解してもらうことが重要です。当院でのできるだけ保存的に包皮の翻転(ほんてん)を行うことを指導します。必要に応じてどうしても手術が必要な場合は専門の病院をご紹介します。ご心配な場合は、お気軽にご相談ください。(なるべく午後の外来受診をお願いいたします(指導時間確保のため))
Q)前立腺がんのニュースをみて自分も心配ですが?
A)前立腺がんにはPSA(prostate specific antigen, 前立腺特異抗原)といった腫瘍マーカーがあります。簡単な採血検査でわかります。また、直腸診、エコー検査なども行います。PSAが異常値だからといって、前立腺がんといいたわけでばありません。その後、MRI検査等を含めてがんを疑う場合は、前立腺針生検(組織をとる検査です)を行う場合があります。ご心配な方はお気軽にご相談ください。
Q)他の病院で泌尿器(腎・尿管・膀胱・前立腺など)のがんといわれました。心配で相談できますか?
A)もちろんお気軽にご相談ください。腎泌尿器科外来担当医は、がん治療学会、日本泌尿器科学会の専門医です。通常、大学病院で多くの治療に携わっております。心配なこと、一般的な治療、手術はしなければいけないか、セカンドオピニオンなど、不安なことはなんでもお気軽にご相談にいらしてください。
Q)男性更年期障害とは何ですか?
A)男性更年期障害とは、男性ホルモン(テストステロン)低下に伴い、倦怠感、疲労感、ほてり、発汗、心のイライラや抑うつ、不眠、記憶力の低下、ED(勃起不全)などの症状を認めることをいいます。症状は、様々です。男性ホルモンが低下している場合は、注射等により補充する方法もあります。EDに関しては、ED改善薬(バイアグラ・レビトラ・シアリスなどの内服薬)があります。自費になりますが当院でも採用しています。お気軽にご相談ください。
Q)最近血圧が高めで心配です?
A)血圧の目標値は診察室では140/90mmHg未満、家庭では135/85mmHg未満と言われています。血圧の目標値は年齢や合併症によってもやや異なります。慢性腎臓疾患、冠動脈疾患などがある方はこれよりも目標値が低くなります。高血圧患者さんの約30%に腎障害が隠れている可能性があります。高血圧が進むと腎障害が進み、腎障害が進むと高血圧が悪化します。ご心配な方はお気軽にご相談ください。
Q)股の間に湿疹が出てかゆみがあります。診てもらえますか?
A)急性湿疹や股白癬(みずむしと同じ菌)など様々な原因が考えられます。これら皮膚疾患に対しても可能な限り治療していきます。また、必要に応じて専門医をご紹介いたします。皮膚でお困りのこともお気軽にご相談ください。
Q)性感染症が心配です。検査してもらえますか?
A)もちろん可能です。クラミジア性・淋菌性尿道炎、膣炎が増えています。症状があれば保険診療が可能です。最近、梅毒などが増加しています。性感染症の血液疾患(HIV、梅毒、B型肝炎など)の検査も症状がない場合自費になりますが可能です。お気軽にご相談ください。(この場合、受付問診票の記載は簡単で結構です。未記載、内容が違っても大丈夫です。診察室でDrにご相談ください。)
Q)腎・泌尿器科疾患以外でも相談できますか?また、大学病院などを紹介してもらえますか?
A)もちろん相談できます。大学の各科専門の先生に相談することも可能です。腎・泌尿器疾患以外でもお悩みがありましたらお気軽にご相談ください。
お気軽にご相談ください。
・当院ではED薬も取り扱っております。
・ED薬に保険適応はありません。
・初診料 2,000円、薬代のみで、次回以降、ED薬処方時の再診料はかかりません。
ED薬
バイアグラ(ジェネリック) 50mg 1錠 1200円
バイアグラ(正規品) 50mg 1錠 1600円
シアリス 10mg 1錠 1600円
シアリス 20mg 1錠 2000円
レビトラ 10mg 1錠 1700円
レビトラ 20mg 1錠 2100円
・当科では、東京慈恵会医科大学附属病院の専門医への受診相談も受け付けております。各分野の専門医の外来をご紹介いたします。その他、受診へのご相談も受け付けます。
・東海大学付属八王子病院や周囲基幹病院のご紹介も行ないます。お気軽にご相談ください。
慈恵医大 泌尿器科についての詳細は下記 ホームページをご参照ください http://jikei-ur.umin.jp/